こんにちは。
黒木です。
繁忙期がおわり、5月、6月、7月と一般的に不動産市場で【閑散期】といわれる
時期に突入します。
そんな時期に入居者が退去し、
退去後のリフォームを完了。
募集条件の見直しもOK。
だけどなかなか決まらない。
「閑散期だからしょうがない」
と諦めますか?
いまは賃貸物件が飽和状態の時代です。
「閑散期は決まらなくても、繁忙期が来れば決まる」
というのはもう過去の話。
閑散期に決めなければ
繁忙期にはもっと空室が増えるかもしれない。
閑散期といっても、部屋探しをされるお客様が全くいないわけではありません。
一定数の方は常に探しており、しっかりと決まっていく物件もあるのです。
では、リフォームも条件も整えた物件をどう決めていくか。
『4万円、3点ユニット』のお部屋を『5万円、セパレート』で探している人に
決めてもらうのは少々無理があります。
ライバルは同じ価格帯、同じ室内条件の物件。
その中でどのようにして自分の物件を選んでもらうか。
まず考えられるのは、
【リフォームが終っていても交換できる設備を追加する】
代表的なところで言うと
『温水洗浄暖房便座』ですね。
しかしこれでは少々インパクトにかけてしまいますし、3点ユニットであれば
取り付けできないなどの問題もあります。
そこで今回ご紹介させていただく事例は
【家具・家電付きプランを用意する】
ファミリータイプのマンションではなかなか難しいですが、
ワンルームマンションですと、
「ここに住むのは学生の間だけ」
とか
「単身赴任できているので長くても3年ぐらいで戻るかな」
など、ある程度入居期間が決まっていることも多く
そんな中で、家具や家電というのは引越しにかかるコストのひとつとして考えられます。
特に、単身赴任等で一時的に一人暮らしを余儀なくされているという場合は
退去時には家具・家電が必要なくなり、処分に困ったりというケースもあります。
ケース① プレゼント
築40年以上の木造アパート。
近隣に大学があること。
隣に大家さんが住んでいることもあり、長年、学生専用で運用されていました。
しかし、近年空室が目立つようになり、数年前に学生のみならず一般も募集可能に変更しました。
ですがそれでもなかなか状況はかわらず、空室期間が長引いていました。
ただ、こちらのアパート、ある特徴がありました。
それは留学生の入居者が多いということ。
留学生の場合、早ければ1年や2年、長くても4年程度で自国へ帰ってしまうことが多く
家具や家電はもちろんのこと、ほとんどの生活アイテムが不要になってしまいます。
特に大型のものやリサイクル家電など処分の方法がわかりにくいものは不便されます。
そこでオーナーさんと話し合った結果、学生さんに限定してではありますが
契約時に【洗濯機】【冷蔵庫】【ベッド】の3点をプレゼントするというキャンペーンを実施。
1年間空いた部屋が、キャンペーン後、1ヶ月で2部屋もご成約となり、家電設置に大忙しとなりました。
ケース② レンタル
築20年ほどの鉄骨マンション。
セパレート、オートロック付き、駅近と人気条件が整っています。
さらには敷金・礼金0円で家賃も周辺相場よりも同じか少し低めです。
退去後のリフォームも綺麗にしておりました。
しかし全体で50室以上もある為、人の入れ替わりも多く、
なかなか満室にならないという状況です。
繁忙期シーズンには空き予定を含め、10室以上の空きがでたため、
このままでは・・・・・と。
今回は家賃、初期費用、リフォーム、設備投資など、オーナーさんにはたくさんの
ご提案を実施してもらっていましたので、こちら側で企画を実施してみました。
【家具・家電レンタルプラン】
です。
きっかけは、弊社にお部屋探しにこられるお客様の中で時々、「家具・家電付き」を条件に
探される方がいらっしゃいます。
しかし賃貸物件で家具・家電付きとなると多くはレ〇パレスになってしまいます。
なんとかこのような条件のお客様に借りてもらえないかということから始まりました。
プランは全部で3つ用意しました。
・家具・家電3点セット
・家具・家電5点セット
・家具・家電7点セット
レンタルの予算と必要なもの は人によって違います。
← こちらは家具・家電5点セットをご利用いただいた
お部屋です。
冷蔵庫、電子レンジ、ベッド、布団セット
(洗濯機がベランダにあります)
このプランで空室がすべてなくなるわけではありませんが、
本来、ここをご提案することができなかったお客様にご紹介することができました。
レンタルプランに関しては、退去後、次回のお客様まで保管する場所がいることと、
入退去の際の搬出・搬入をしないといけないことがありますのでご注意ください。
オーナーさん自身でこれが可能な場合はプレゼントではなくレンタルという方法をとることもできますよ。
ちなみに ↑ ↑ ↑ の写真の家具・家電は私ひとりで、気合で運び入れました(笑)
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