設備交換、新規設備導入をするときは自分に置換。

こんにちは!

「退去後の原状回復、綺麗にやってるのになかなか決まらない・・・」

こんな時に設備の交換や新規導入を検討されますよね。

でも、なにからやれば・・・ってなりますよね。

答えは簡単です。

【自分に置き換えてみる】

です。

 

単身者向け物件

ファミリー向け物件

1位 インターネット無料 1位 インターネット無料h
2位 オートロック 2位 オートロック
3位 宅配BOX 3位 追い焚き機能
4位 ホームセキュリティ 4位 宅配BOX
5位 ウォークインクローゼット 5位 システムキッチン
6位 浴室換気乾燥機 6位 ホームセキュリティ
7位 TVインターホン 7位 浴室換気乾燥機
8位 独立洗面化粧台 8位 ガレージ
9位 防犯カメラ 9位 ウォークインクローゼット
10位 システムキッチン 10位 エコキュート

 

上記は「この設備があれば周辺相場より家賃が高くても入居が決まる」設備ランキング(全国賃貸住宅新聞調べ2017)です。
いわゆる、部屋探しをしている人が求める人気設備ということですね。

1位は単身・ファミリーともに「インターネット無料」です。
インターネット使用料は水道代や電気代などと同じように毎月かかる費用です。
それが無料であるということはその物件を選ぶ決め手になることは間違いないでしょう。
個別にインターネットを契約すると毎月4、5千円はかかりますので家賃を少しあげることも可能かもしれませんね。

2位の「オートロック」や「ホームセキュリティ」など防犯関連も人気ですね。
ただしどちらも導入コストが高く、また手間もかかるため容易に導入することはできません。

そして近年、急激に普及しているのが「宅配BOX」です。
Amazonや楽天などのインターネットショッピングやメルカリなどのフリマアプリの人気により宅配の需要が急激に増える中、受け取り側の不在による再配達で、社会問題にもなっています。そんな中で宅配BOXの重要性が増し、人気を集めています。
一見、不在の時に便利という風に思われがちですが、単身者の場合、宅配業者が玄関先まで来ることを避けるために宅配BOXを利用することもあり防犯の要素も兼ねているのです。

ランキング上位はみんなが使える設備(共用設備)ばかりですが導入にはまとまった費用が必要ですので共用設備の導入は空室の少ないときに、入居満足度をあげるため、退去希望者を減らすために行うことをお勧めいたします。

 

―空いている部屋に対してはどのようにするのがいいのでしょうかー

最初にお話しした【自分に置き換えてみる】ということです。

「もし自分が住むなら・・・どんな部屋を借りたいですか」
「もし自分の子供を住ませるなら・・・どんな部屋に住まわせたいですか」

以前、オーナーさんと話をしていた時に、

「俺ならこの物件住まないよねー」

と言われたことがあります。

まさにその考えが大切で、

「もし自分ならこの家賃でこの部屋を借りますか?」

と。反対に

「この家賃でもこれがついていたら借りたいと思うものはなんですか?」

ここをイメージしながら予算とかけ合わせればおのずと答えは見えてきます。
例えば、単身用にランキングされている「TVインターホン」。

こんなことがありました。

オーナーさんにTVインターホン設置の提案をしたところ
「そんなの、家賃4万円台のワンルームに必要かい?」
との返答。

4万台のワンルームに必要なのかと感じたということは
4万円台のワンルームについていれば借りたいと感じるのではないでしょうか。

単身者はファミリー層に比べて防犯設備の重要度が高い傾向にありますので
オートロックや防犯カメラなどの共用設備がない場合にTVインターホンがあることはひとつのプラスポイントとなります。

現在のインターホンの設置状況によりますが、およそ2万円程度~で交換可能です。
ものによっては自分で交換することも可能です。(※電気工事を要するときは業者さんに依頼してください)

 

迷ったときは「初心にかえる」ではありませんが、この考え方に戻ってみてください。