こんにちは!
黒木です。
突然ですが皆さんの物件には、外国人の入居さんはいらっしゃいますか?
先日、当社とお取引いただいている企業さんが主催される展示会にお邪魔させていただいたのですが、いくつかのブースを見て回る中で私が一番目を引いたものがあります。
【翻訳機】
です。
これを見た瞬間、
ドラえもんのひみつどうぐ「ほんやくこんにゃく」を思い出しましたね(笑)
当社は大学に近いこともあり、学生さんはもちろんのことですが、留学生さんや研究生、教授など外国籍のかたのご来店もしばしばあります。
お部屋探しをするときの会話というのは、普段は使用しない単語が飛び交います。
日本人のお客様でさえ
「それ、なんですか?」
とご質問いただくようなこともあります。
そんな中で外国籍のお客様とのやり取りは時に困難な場合があります。
伝えたいことがうまく伝わらない。
聞きたいことをうまく聞けない。
互いがモヤモヤとするなかで、最終手段としてパソコンで翻訳サイトなどを使って、文字でのやり取りをすることがあります。
しかし、これもなかなかうまくいかないんですよね。
先日拝見したその翻訳機は翻訳の精度が高く、さらに音声認識のため、すごく便利でしたね。
漫画で夢のような話だったものが現実になっていることに驚きでした。
さて、話が少しそれてしまいましたが、
冒頭にお話しした「外国人の入居者さんはいてますか」というはなし。
学生だけでなく、国としても外国人労働者の受け入れを拡充しようと議論を進めており、今後、日本に居住する外国人の数はますます増えていくでしょう。
そうなると、外国人の入居希望者もいまより増えてくるでしょう。
しかしながら、貸し手側はそのような入居希望者の受け入れ態勢ができていないのが現状です。
それには理由がいくつかあります。
・収入が安定しているのか不安
・連帯保証人がいない
・生活文化の違い
・コミュニケーションがとれない
などの理由があげられます。
収入の不安に関しては【保証会社】を利用することで滞納リスクを軽減できるでしょう。
最近では外国人向けのプランを用意している保証会社も増えてきましたね。
連帯保証人に関してはなかなか難しいところですね。
以前にも少しお話しましたが、これは国内・国外にかかわらず、最近は保証人になること自体を敬遠されることが多いので、外国人の方にとってはさらに難しいハードルとなります。
そこで考え方を少しかえてみます。
ーそもそも保証人はなぜ必要なのか?ー
一番は滞納リスクですよね。
しかしこれは保証会社でクリアできます。
それ以外でいうと、騒音トラブルや入居マナー、その他契約違反行為などがあった際の仲裁的な役割でしょうか。
しかし、契約書に「保証人はトラブルの際に仲裁に入ること」なんて文言はありませんので
仲裁に入るか入らないかはその人の判断にゆだねられます。
つまりは保証人でなくても、間に入って話ができるひと、話をしてくれるひとであればいいですよね?
こうすると、契約自体のハードルが少し下がりますので借り手は借りやすくなります。
ここまでくればあとはコミュニケーションの問題と文化の違いの問題ですね。
以前、退去立ち合いで留学生のお部屋に行ったとき、室内を確認するため靴をぬごうとしたところ
「ノー、ノー!ハイタママデイイヨ」
と言われたことがあります。
なんと、土足で使用されておりました。
幸い目立った傷や汚れはついていなかったのでよかったのですが、さすがに驚きましたね。
しかし、ごみの出し方や、部屋の使い方、周りへの配慮など、入居に関するマナーは
外国人に限ったことではなく、日本人でさえたびたび注意しなければ治らないなんてことが多々あります。
ただ、それらを正確に伝えることができるかどうかの違いぐらいではないでしょうか。
ここで最初の話に戻ります。
「翻訳機があればこれも解決できるやん」
って思ったんです。
その他にも、最近当社で新規に業務提携をさせていただいた保証会社さんがあるのですが、
そこは、保証契約した外国人入居者さんへ英語や中国語などを話せるスタッフがアフタフォローをしてくれるというサービスをしております。
こういったものも利用することでオーナー様の不安を少し解消できますね。
それでも不安があるようでしたら、審査の段階で「面談をする」というのも一つの方法かもしれません。
面談というと堅苦しいですけど、要は一度会ってみるってことですね。
どの程度話せるのか、どの程度伝わるのかで何を用意しなければならないのかもわかりますしね。
「受け入れ態勢ができていない」
と言いましたが、
実際のところは受け入れる態勢ができているかいなかではなく
【受け入れようとする思いがあるかどうか】
ということだと私は思います。
【思い】
ありますか???
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